ベランダから見える薄緑の壁の一軒家。
築何十年も経つごく普通の家なのだが、沢山の同じような家が並ぶ中、
その家だけこざっぱりした印象を受ける。
門の周りに立つ木々も形良く整えられ、玄関先の寄せ植えの鉢も常に季節の花が咲いている。
時期が過ぎた鉢がいくつか置かれていることもなく、必ず一つだけ置かれている。
絶対にこの家の中もすっきり片付いているんだろうな、といつも思っていた。
ゴールデンウィーク中の今朝、私がのろのろと洗濯を干していたら、そこから女性が
出てきて家の周りの掃き掃除を始めた。
「めぞん一刻」の響子さんを思い出す。(古い?!)
「この人がここの住人なんだ!」思わずじっと見てしまった。
小柄で細身のその女性は、家周りの掃き掃除でもちゃんと日よけ帽子をかぶり、上下細身の長袖長ズボン。
慣れた素早い動きでゴミを集め(遠目にははじめからきれいにみえるが)ちりとりでとっていく。
あのキビキビした動きがあの細い身体をつくっているんだなあ、と納得。
いつも片付けたいと思っている女性は
いつも痩せたいと思っている。
片付けの本に書いてあった文だ。
アメリカのセレブ御用達の大人気個人ダイエットの先生が、
「自分で家事をきちんとしてもらうことがまず一番大切なことです」
と言っていた。
それを読んだ時は、「100万円払って家事しろって何?!」と感じたが。
だから私はいつも痩せなくちゃと思っているんだな、と納得。
さあ、今日は衣替え完了させよう!
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